9月に読んだ本

先月は漫画を結構読んでたので、冊数としては多かった。


・384,403km―あなたを月にさらったら (向坂氷緒、ティアラ文庫)
一人称で天然というのは、一種の叙述トリックとして機能するのな。
ポーカー勝負では一瞬何が起きているのかわからなかった。



一迅社文庫は、先月も4冊。これで3ヶ月連続であり、順調ぽい。

・えでぃっと!―ライトノベルの本当の作り方?!(箕崎准)
一迅社文庫大賞に応募すれば君もこんな生活が!って感じ?
ただし登場人物の性別は全て男、という条件付でしょうが。

ラブよせにより作家が魔改造される過程を描いた作品とも言えるような。

ところでキネティックノベル版の『たのだん』の評判はどーなんでしょうかね。
リプレイは初心者向けに頑張ってる印象だったけど、全くの初心者がこれを手に取る機会があるのか疑問でした。


・文芸部発マイソロジー 2(早矢塚かつや
創作神話と北欧神話クトゥルー神話の三つ巴。
神々の戦いを通じて進行するラブコメというのは独特か。

寄ってくる神様をちぎっては投げな展開は、車田的という気も。


・創黎のアリシア上原りょう
何だろうね、これ・・・前作と違って百合要素もないし・・・。

あ、脇役っぽいキャラが中盤に「俺、実は能力者だったんだ」って言い出す展開はTRPG的で面白かったかな。
PC1からPC4まで綺麗に割り振れるし。
そう考えるとベタでありながらも斜め方向に突き進む展開はGMの、キャラクターの妙な言動はプレイヤーのせいだと納得でき・・・る・・・?


・ヴァンパイアノイズム(十文字青
挿絵が全体的に詐欺ぽい。

クラシックが色々登場するけど音楽に主眼あるわけではないから、まとめる必要はないか。
死がテーマなのは『あなたのための物語』となんかかぶるような。

しかし、十文字青先生働き過ぎです。
ハードカバー含んで月2冊ペースで新刊が出てるとか・・・。


10月の新刊は『あかね色シンフォニア』が楽しみすぎる。