バトルテックのアニメ

1話から11話まで見ました。
初めて見たのですがとても懐かしかったです。

アニメの作画はよくないというか悪いのですが、CG映像がよくできてました。
なにせメックがゲームそのままに動いてる!
スクエアで区切られた地面の上で、メックの小隊同士がゆっくりと動いて戦うのです。
正面からレーザーを撃ち合いながらすれ違い、上半身を捻りながら旋回して相手の背面に回り込んで脚部を狙い撃つ。
エレメンタル(氏族の戦闘服)の小隊が取り付いてコックピットを狙ってくる。
ピンチになったら気圏戦闘機に支援してもらって追い払ってもらう。
これぞまさしくバトルテックです。

バトルテック(というかメックウォリアー)シリーズの良いところはメックが歩くたびに「ズンッ!ズンッ!」と足音がすることです。
これを長い戦闘の間いやというほど響かせることでメックは巨大ロボットとしての存在感と重厚感を得ています。
たったそれだけのことなのですが、これをやっているロボットものは驚くほど少ないのです。
なにせ大概のロボット物はなぜか軽快に動く上、色々な理由で空飛んだりしますからね。
他にはロボットのカスタマイズ(これはシリーズを追うごとに簡略化されて残念なのですが)や詳細な操縦法(鉄騎が近かったかな?)もゲーム的には魅力です。

巨大ロボットとカスタマイズと操縦。どの要素もそれを単独で持つものは結構あるのですが、全てを兼ね備えた作品はなぜか他に存在しません。あったら教えて欲しいです。
そんなわけで、バトルテックは今だにその路線を進化・発展させる後継作が出ていないロボットものの一つの完成形なのです。