黄色い花の紅(アサウラ)

第5回SD新人賞大賞受賞作。
内容を大雑把に言えば「箱入り娘がボディガードの影響で次第にガンマニアになっていく話」。主題は「親の心子知らず」。

とりあえず、作者がどんだけ銃が好きかはよくわかった。地の文で銃の使い方とか種類とか特徴とか存在意義とかを延々と語るんだからなー。これは次作『バニラ』でも同じだったけどさ。
戦闘機に興味ない人が群青をやったときの感覚がわかったような気がする。

同じく「銃」と「女性」をテーマにすることの多い(?)深見真との、その捉え方の差異は面白い。
深見真は筋肉指向でアサウラは少女指向という感じか? どっちも真下の影響下にあるのは確かだろうけど。


・Do You Worship Cthulhu?(あなたはクトゥルフを信仰していますか?)
いわゆるクトゥルフ村の人狼人狼バリアントとしてはかなり単純な部類。村人と狼(信者)の他の特殊な役割は3つしかないし。
斬新な点は5~30人というそのプレイ可能人数域の広さ(普通は8~13人位)。これは村人とも狼(信者)とも別に毎日1人殺していく「自警団」の存在のおかげか。5人のときに導入したら1日でゲームが終わるけど。
三千円はちょっと高いけど、カードが大きくしっかりとした紙でできているので満足感はあった。

・ミニプラ セイバーアームズ
ゲキシャークは蝙蝠とは干渉して同時装着できないのが残念。どっちかを少し削ればいけそうだけど。
アクションゲキトージャは可動は合体版よりは狭いけど、頑丈でガシガシ動かせるのは利点。回転ギミックがあるのもポイント。総じて良い出来。あえて言えば腿に後1軸欲しかったけど、これは改造しろということか。