群青の空とJ9

9月の一迅社文庫は3冊。
今回は変な作家が揃ってます。

・ハーフボイルド・ワンダーガール(早狩武志
主人公がミステリー研究会のヒロインに依頼に行って云々。
それはまぁ普通ですが、その動機が「妊娠の責任をとるよう迫られたから」というのはなかなか。
作者は群青の人。つまり今月のライター枠です。関東万歳。
僕と、僕らの夏』はいつかやるリストには入ってはいるのですががが。

・白銀のローレシアン(上原りょう
今月の官能小説家枠。えーと、『あねあねハーレム お姉ちゃんはふたご先生』の人か。
内容は学園で異能。王道。ヒロインがCC。
サブヒロインの二人がポイント高いですかねー。

・ドラマチック・ドラマー遊月(四辻たかお)
ライガーとサスライガーの監督がまさかの登場。
ドラマーなヒロインが毎話メンバーを求めて右往左往する連作短編。実はまだ途中までしか読んでないけど、端々かららしさが感じられます。
作風は火浦功を粋にしたような? センスが光る、古典のような傑作。
まさか今になってこんな作品が出るとは思わなかったな。
読書会にいいかも?