扉の外(土橋真二郎)

閉鎖空間に一クラスの生徒全員が閉じ込められ、殺し合……ではなく政体をしき、ウォーゲームをする話。なんとなく無限のリヴァイアスを思い出してみる。

話はウォーゲーム、というよりかはボードゲーム的なマルチプレイな感覚で面白い。
けど、その展開があからさまに世界大……おっとこれはネタバレか? まぁ、この手の暗喩は全編にわたって多目。キャラクターよりもリアリティよりもメタファとエロさ、という路線ぽい。いいね。こういうのは大好きだ。
いろんな意味で次回作が気になります。二作目にどんな作品を出すかで、作家としての路線がわかるでしょうから。