琥珀の心臓(瀬尾つかさ)

高校生一クラスが異世界に飛ばされて巨大ロボットに乗ってドラゴンと戦う、とまーそこそこにどこかで見たような話。ファンタジア大賞審査委員賞。
けど、この小説の読みどころはそんなガジェットじゃなくて、男→女←女という主役三人の関係描写と終盤の展開。作者が好きなことを書いてるって感じは良い。
これがこの作者の特徴だとしたら、かなり似た構図を持つ続作「クジラのソラ」もこういった展開になるんだろうな。楽しみなような楽しみが減ったような。。
どーでもいいけどこれがもし電撃文庫だったら、あのラストからでも無理やり続編を作ったんだろうか、とかちょっと考えてしまった。・・・・・・やりかねん。