あなたのための物語(長谷敏司、ハヤカワSFシリーズJコレクション)
SFならではの面白さってのはあるよな、とこういうのを読むと思う。
主人公はITPを研究する科学者、サマンサ・ウォーカー。
ITPというのは”イメージ・トランスファー・プロトコル”の略であり”脳内に擬似神経を形成することで経験や感情を直接伝達する言語”です。
一言にすると”脳をハードディスク化する技術”かな。
この技術が生み出す様々な問題が、本作の土台となります。
ITPというのは”イメージ・トランスファー・プロトコル”の略であり”脳内に擬似神経を形成することで経験や感情を直接伝達する言語”です。
一言にすると”脳をハードディスク化する技術”かな。
この技術が生み出す様々な問題が、本作の土台となります。
ITPにより脳の情報をコンピュータで読み書きできるなら、人格をコンピュータ上に再現することもできる。
そうして生まれたのがもう一人の主人公、ITPテキストによる仮装人格《wanna be》です。
サマンサは小説を書かせるために《wanna be》を学習・成長させていきます。
科学者とAIの対話が物語の中心というのは、いかにもSFらしい。
そうして生まれたのがもう一人の主人公、ITPテキストによる仮装人格《wanna be》です。
サマンサは小説を書かせるために《wanna be》を学習・成長させていきます。
科学者とAIの対話が物語の中心というのは、いかにもSFらしい。